“女性の商品化はもうやめよう” (中央日報 2014年 08月 30日)

中央日報

“女性の商品化はもうやめよう”

2014年 08月 30日

エマニュエル・パストリッチ

 

このように女性の容貌ばかり問う低俗な文化は非常に高い代価を支払う。時には自分の容貌に自信を失い、疎外感に苦しみながら、自殺を招いたり、執着する行動をしたり、幸せな家庭生活を営めない状況になったりもする。もう我々の社会も正常に戻らなければいけない。韓国社会で女性の役割がますます高まり、容貌やマナーより能力と情熱が女性を評価する基準となる文化を築かなければならない理由がそこにある。

そのためには何よりも性的なメッセージが入ったすべての広告を例外なく禁止すればどうだろうか。私たちの娘が成長しながらアイデンティティーを形成する過程で、こうした広告の影響を受けないようにする義務が、大人たち全員にあるのではないだろうか。無差別に露出する広告で単に酒やたばこだけを禁止すればよいというものではない。

にもかかわらず、非常に蠱惑的な女性のイメージがあたかも現代的な女性解放の象徴と見なされる韓国的な現実が残念だ。女性は自分の言葉と行動を通じて自らを表出し、自らつかんだもので評価される時が、本当の女性解放ではないだろうか。女性が自分を表現し、他の人たちと差別化しようという欲求が、衣装・化粧品・ヘアスタイルに傾く現実から抜け出す必要がある。市中にあふれるファッション雑誌を広げて見ても、筆者が何を言おうとしているのか理解できるだろう。

韓国の女性が男性の視線を意識するよう強い圧迫を受けることになれば、社会の発展に役立つ建設的かつ活動的な重要な役割に背を向けることになる。自分の実際の姿とは違うように見せようとするこうした圧迫感は、従来の文化を大きく歪めるのにとどまらず、皮相的で低級な文化につながる。1990年代に筆者が日本で勉強していた時期、韓国人の読書量は今よりはるかに多かった。それだけではない。あえて比較すると、日本人より容貌やぜいたく品などに対してはるかに緩い態度を持っていた。ところが最近の韓国人、特に若い女性を見ると、こうした傾向が完全に逆転したという考えを否めない。

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