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Insights into Korea's Sudden Rise

“韓国の空気政策、このままではいけない” (中央日報 2016年 5月 9日)

中央日報

“韓国の空気政策、このままではいけない”

2016年 5月 9日

 

エマニュエル パストリッチ

先週末、私の娘が学校のサッカー試合に初めて出場した。1ゴールを入れ、決定的なアシストも何度かした。誇らしかった。その日夜、私は娘のせきで何度も目覚めた。私は自分の子どもたちがソウルに暮らしながら韓国文化を習うのをうれしく思う。米国で生活していれば得られない非常に大きなチャンスだと私はよく主張する。しかし最近は子どもを健康の心配なく外で運動できる空気がきれいなところに送らなければいけないという気がする。昨年、韓国を訪問した父は、ソウル駅を出ると空気から硫黄のにおいがすると語った。

農村地域を含めて韓国の空気が悪化し、そのために病気にかかる人が増えているという事実は公開された秘密だ。有害大気汚染物質に対する規定を違反するディーゼル自動車が市場に出ることが多い。そのような車はにおいだけでも分かる。しかしいかなる措置もない。市民の健康を脅かす粒子状物質に比べると、中国の砂漠から風に乗って飛んでくる黄砂の危害性は何でもないという気もする。

責任を中国に問うのはいくつかの面で不正確だ。有害ガスを排出するのは韓国だ。中国の石炭火力発電所と工場が排出する有害ガスは韓国にも責任がある。韓国人が中国に建設する工場は厳格なガス排出基準を守らない。さらに重要な事実は、中国が韓国の環境政策から直接的な影響を受けるという点だ。韓国がガス排出に対して厳格になり、スウェーデンやデンマークのように化石燃料の使用中断と気候変動緩和のための野心的な計画を推進すれば、中国はこれに注目するだろう。韓国の政策をベンチマーキングする可能性が高い。実際、中国は再生可能エネルギーに韓国より多くの投資をしている。

外国の友人が私にした話によると、ぞっとする空気のために最近は韓国で働く人を採用するのに困難があるという。ひどい環境破壊と軽率な短期的な成長政策のために韓国の評判が大きく悪化している。グローバル緑色成長機構(GGGI)のボ・デ・ボーア事務局長と緑の気候基金(GCF)のヘラ・ チェイクローホー事務局長がほぼ同時に辞任したという事実ほど現状況を表しているものはない。2人の決定が韓国の現政策に対する挫折感と直接的な関係があるかどうかは私には分からない。確実に知っていることはある。パリでの国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に出席した韓国環境部長官が最終合意案交渉を控えて早期に帰国したのを世界が注目した。

最近、韓国で家や自動車用フィルター市場が好況を迎えている。悲しいことだ。フィルター製品は人が暮らせない環境を少しましにすると約束する。多くの韓国人は自分たちに押し寄せる気候変動の災難どころか、ぞっとする空気が健康に及ぼす悪影響まで否認するように見える。

態度を確実にする時がきた。

韓国は勇敢に前に進まなければいけない。韓国はアジアで最も強力に有害ガス排出を規制する国として位置づけを固めるべきだ。また韓国は石炭火力発電所の数を増やすのではなく、5年以内にすべて閉鎖すると明確に宣言するのがよい。韓国は化石燃料時代を越えるモデルにならなければいけない。

我々は戦時経済をほうふつさせるほどの政策を実施することが求められる。急いですべてのビル・飛行機・車両を太陽光パネルに覆うのがよい。環境問題を深刻に受け止めなければ我々の健康と子どもが未来に支払うことになる代償を、人々は意識しなければいけない。政府は電気自動車でないすべての自動車を道路から追放するべきだ。また、太陽光と風力発電から出る電気で車両を充電する電気充電所の義務化が必要だ。気候変動の原因となる自動車の生産ではなく、そのような経済変化がより多くの本物の雇用を創出するだろう。日本では最近、ガソリンスタンドより充電所の数が多くなっている。こうしたインフラを発展させることが未来のために非常に重要となる。韓国は競争に飛び込んで日本に追いつき、追い越さなければいけない。

今すぐに政府内に根本的な変化が生じることを期待する。国会は気候変動問題を担当する委員会を結成する必要がある。気候変動の対応に欠かせない多くの要求事項を国家政策として実現して調整するためだ。気候変動の緩和と気候変動への適応が最優先国家目標にならなければいけない。海外輸出拡大や武器購買よりはるかに重要だ。

すべての政府部処にはエネルギー使用とガス排出を担当する部処がなければいけない。そして我々は再生エネルギー部門で若者のために数万件の新しい雇用が創出されることを望む。工場を厳格にモニタリングし、すべての自動車が厳しい基準を遵守するようにし、すべてのビルに太陽光パネルを設置するには、政府は多くの人材が必要となる。若者が太陽光パネル購買のために容易に融資を受けることができ、電気を友人や隣人に売ることができる時、人々が再びコリアンドリームを信じ始めるのを目撃することになるだろう。

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