“適切な北朝鮮発展計画” ハフィントンパスト

ハフィントンパスト

“適切な北朝鮮発展計画”

北朝鮮には、私たちの助けが必要である

2018年5月29日

 

エマニュエル・パストリッチ

今後、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政府官僚たちが直面する苦悩に対して、同情を感じざるを得なくなるであろう。というのも、多国籍エネルギー企業コークインダストリーズ(Koch Industries)をはじめとする、巧みな話術を持つ巨大企業の起業家を突然直面せねばならないからである。これらの企業家は、相手を圧倒しようとして中身のない煌びやかな提案を前面に出し、賄賂を含むあらゆる手段を動員して、北朝鮮の資源にアクセスするための鍵を譲り受け、北朝鮮の地を永遠に踏みもしない投資家の利益のために、北朝鮮を搾取できるようにするであろう。

このような過程は、あまりにもよく知られている。我々は、サウジアラビアと他の湾岸諸国でそのような事例を見てきた。最初は、英国国営石油会社(British Petroleum)が、続いてスタンダード・オイル(Standard Oil)が、その後、別の企業が少数のエリートに対して富を与えてあげると唆し、外国人投資家と一握りにもならないサウジアラビア人たちのために、サウジアラビア天然資源を無慈悲に搾取した。その結果、教育と社会福祉は言うまでもなく、サウジアラビア国内の公共基盤施設も非常に後進的な状態に留まっている。

北朝鮮には、私たちの助けが必要である。私たちはまた、これらのリスクにどのように適切に対応するかについてタイムリーなアドバイスを提供しなければならない。北朝鮮に対する強奪は朝鮮半島全体を相手にする強奪と見なすことができる。

気候変動の専門家が皆無であり、気候変動という災害の存在自体を否定し、無分別な宣伝のみに熱中する米国政府が、北朝鮮に対する外国人投資が引き起こす環境への影響や社会的衝撃を適切に評価することができないという点は言うまでもない。事実上、どのような企業やコンサルティング会社も、これらの役割を果たすことはできない。市場の圧力によって、これら全ての人々が、彼らが発見したことを投資家の利潤に有利なように捻じ曲げるからである。

北朝鮮の真の発展のためにはどのような重要な事項が含まれるべきか、ここで提案したい。この提案は、政府や財界で、現在実際に行われている議論とかけ離れており、多くの読者は、この提案が幻想的でありながら、同時に、完全に非現実的だと思えるかもしれない。しかし、発言を変えることを日常茶飯事のようにしている詐欺師が何十年もかき回して行った舞台に真実が突然現れたら、むしろ、その真実が粗野っぽく、現実に相応しくなく見えるものであることを知っておくべきであろう。

細心の注意を払い読んで、自ら評価することを望む。少なくとも韓国人たちは、他の提案と同じく、ここで提示するモデルをテーブルの上に置いて議論することができる勇気と視野を持っていることを期待する。北朝鮮「開発」で巨大な利益を望む人間から、大金を報償される人々が出すような提案と一緒に、ここで提起するモデルも一緒に議論することを望むものである。

ソウルがしばしば忘れてしまう点がある。一度、北朝鮮が開放されると、北朝鮮の人々は同国人になるという単純な事実、韓国人も北朝鮮が経験するしかない攻撃にさらされることである。今まさに、より良い未来に向かうビジョンを出さなければならない重大な時点なのだ。

北朝鮮の経済、文化、政治の展のための暫定計

制定の過程

まず、北朝鮮の天然資源と労働力を搾取することで利益を得ることになる企業と連携したコンサルティング会社や、これらと腐敗の鎖で連結された政府機関の提案は、どのようなものであれ廃棄しなければならない。

次に、北と南の幾人かの人士を含む国際諮問委員会の構成が必要である。急速な社会経済的変化から始まった混乱に対応するために努力する北朝鮮政府と市民に、委員会は、適切かつ有益なアドバイスを提供するものである。

諮問委員会は、北朝鮮が直面する特定の社会経済的課題を深く理解することはもちろんのこと、非常に高い道徳基準において尊敬される全世界の専門家で構成されなければならない。北朝鮮の天然資源と市民の労働力を搾取することで利益を得る企業や投資銀行とその関係者は、諮問委員会に一人も含まれていてはならない。

委員会そしてこのプロセスに参加している北朝鮮の人々は、北朝鮮の開発のための計画の草案を作成することになるべきで、この草案は、ひとえに北朝鮮の長期的な利益だけに集中する。科学的原則に従う加飾や誇張を控え、ひとえに真実に基づいて、実現可能で、北朝鮮の人々を鼓舞するビジョンを提示する。少数のポケットだけを増やし、市民の生活を悪化させ環境を破壊し、後日、莫大な費用がかかるようにする短期的な処方を避けなければ、北朝鮮が長期的に成功することができないことを、この計画は強調しなければならない。

この計画は、二つの最も基本的な事実を中心に据えなければならない。科学的な研究を通じて疑いの余地なく証明されたが、人間には全く役に立たない無責任な政治家と扇情的報道を日常的に行うメディアによって無視されてきたという事実である。その第一は、人類に迫った最大の脅威は、気候変動という事実である。気候変動が北朝鮮に与える影響は、乾燥した地域の(そして最終的には、砂漠の)拡散と農業生産に影響を与える気温の上昇という形態になるであろう。気候変動への対応こそ開発プログラムの中核として位置づけなければならない。

第二は、少数に集中した富が、アジア諸国の社会組織を深刻なレベルにまで破壊し、健康な社会を壊してきたという事実である。どのような北朝鮮の開発計画でも、地方レベルで開始する発展を鼓吹し、一般市民の利益のために資金が使用されることを保証する、以前とは根本的に異なる経済パラダイムを採用しなければならない。少数による富の集中と金融の乱用の問題に対処することが非常に重要である。世界の金融の大規模な破局が迫っているためだ。北朝鮮はどんなことがあっても発展の最初の段階で過度な負債を背負ってはならない。短期的な利益を目的とし、北朝鮮に入ってくる外国企業は何の事前の警告もなしに、北朝鮮から突然離れる危険性が非常に高い。

天然資源

北朝鮮は、多国籍企業の多大な関心を受けるであろう。彼らの関心は北朝鮮の人々の人権や多くの人々に影響を与える貧困とは何の関係もない。投資銀行は、北朝鮮の地表面下に広範に埋蔵されている石炭とウラン、鉄鋼、金、マグネサイト、亜鉛、銅、石灰岩、そして(アジア地域で繁栄する電子産業に必要な)レアメタルを搾取することによって得られる潜在利益に導かれているだけである。南の韓国鉱業公社によると、北朝鮮の鉱物資源の価値は約6兆ドルに達する。

北朝鮮は貧しい国であり、北朝鮮の官僚達は、天然資源の搾取が環境や社会経済にもたらす衝撃を判断できるような専門性を持っていない。少ない給料で生活する北朝鮮の政府官僚達は、豊かになることができるという見通しに惑わされたり、露骨な賄賂攻勢に嵌り、未来世代が後悔する決定を下すことになりかねない。

天然資源の開発がもたらす長期的な影響を、平壌が自主的に、あるいは利害関係にとらわれない高い道徳性を持った国際アドバイザーの助けを借りて、評価に十分な専門性を備えるまで、北朝鮮の天然資源の過度の開発は、条件なしに凍結されるべきである。天然資源の採掘に関するすべての提案については、専門家による幅広い環境評価を行うべきである。貴重な土壌を破壊し、取り返しのつかない破壊をもたらすことに、ウランと鉄鋼及びその他の資源の露天採掘は禁止されるべきである。

北朝鮮に信じられないほど大量に埋まっている石炭をどのようにするかは、核プログラムの解体よりもはるかに難しい問題である。石炭の使用が気候に破局的な影響を及ぼし、石炭や石油の使用の継続が今後30年以内に地球を人間が居住することができない場所にすることは、科学研究の圧倒的な証拠によって確認された。最も優れた政策は、北朝鮮政府が埋蔵された石炭を触らずに放っておくことである。

石炭を販売して利益を得ようとする者は、他の考えを持っていることはもちろんである。そして主流メディアと有力経済人と政治家たちは、ひたすらこのような人々が提出する意見のみを紹介し議論する。しかし、真実を捻じ曲げる情報、あるいは偽りの情報を基に、大多数の人々が信じているのは、現実的に何の適合性を持たないものである。真実が何かが最も重要であり、南北の人々が真実に近づくことさえできれば、結論は明確である。

究極的には、北朝鮮の天然資源の開発は、利潤追求の動機を持たない国家独占機関が管理しなければならない。天然資源の開発が北朝鮮の環境や社会に負の影響を及ぼしているという点が科学的調査によって判明した場合は、この機関は、開発を終了させる全面的な権限を持たなければならない。天然資源の開発から出てくる利益は、教育と政府の機能の向上と、福祉への投資という観点から、北朝鮮経済の発展に完全に焦点を置くべきである。覇気があり、よく教育された、新世代の北朝鮮政府の官僚育成が今後の発展のために何よりも重大である。専門知識と高い道徳原則と市民の長期的なニーズを擁護することができる新しい官僚である。

天然資源開発の負の影響は、環境汚染に限定されない。突然の富の流入は、少数の権力エリートに限定され、絶対多数の市民には何の利益も持って来ない場合が多い。 1950年代と1960年代にかけて、イギリスの国営石油会社とスタンダード・オイルが、サウジアラビアの資源を開発したプロセスを見ればわかる。サウジアラビア王族は多大な富を得て、彼らの資産を海外に送った。サウジアラビアの公共インフラは劣悪化し、教育は悪化、砂漠化が拡がって大多数の市民は劣悪な賃金で生活することになった。

北朝鮮はこのようなシナリオを避けるべきである。同胞の生活のために自分の国を運営する、健康、道徳的であり、覇気があり、高い教育水準を誇る北朝鮮の人々を形成することが私たちの目標である。低廉な労働力の搾取を通じた経済成長は、朝鮮半島の文化的、社会的統合を遅延させるだけである。

ごく少数のエリートに富が集中する危険な傾向が北朝鮮には既に存在する。今後の経済発展の果実が、組織された少数により一層集中して、これらの少数が国際金融に接することになると、彼らは工場や鉱山で強行されている労働者の搾取を終了させたり、石炭火力発電所を停止させる何の動機も持たなくなるであろう。

一般市民の貧困よりも漸増することになる富の不均衡の方が、長期的には北朝鮮にとって、より深刻な問題になり得るということだ。

エネルギ

政治家たちは、夜中に撮影した朝鮮半島の衛星写真を見せながら、暗黒に包まれた北朝鮮の姿が、日本と韓国と比較して、北朝鮮に経済発展が不在である証拠だとよく言及してきた。過去数十年間、北朝鮮の住民が腐敗と専制政治に苦しんできたのは事実だが、北朝鮮の夜空を照らすことが優先順位になってはならない。

真実を言えば、韓国こそ自国の領土の夜空を北朝鮮のそれのように暗くするように努力しなければならない。質素な文化を奨励して無分別な電力乱用を終わらせるべきである。北朝鮮が数十基の石炭火力発電所を建設して、クリスマスツリーのように夜を明らかにしたならば、これは朝鮮半島全域の大きな災害になるであろう。

最初から100%の再生可能エネルギーを固守し、化石燃料の輸入を全くしないのが最も賢明な政策である。経済発展が遅れるとしてもだ。消費を少なくする以前の伝統を奨励しながらも、栄養摂取の改善努力を並行することができる。

質素な習慣を持続することができている場合、北朝鮮は、化石燃料を輸入する必要が全くない。太陽光や風力関連技術を輸入する必要はあるかもしれない。これ自体で生産できる能力を確保することが、北朝鮮に重要である。そのためには、太陽光や風力関連技術が、特許権の支払いがなくても広範に活用されることが必要である。

もし北朝鮮が100%再生可能エネルギー国家になれば、これは北朝鮮住民の誇りであり、韓国人が学ぶべき模範になる。これらの北朝鮮の自尊心と明確な目的意識が絶対的に必要である。心理的な自信とは、お金で買うことができるものではない。資源を無駄にせず、商業広告が煽る衝動に嵌らないことで、他の「先進国」に出遅れていることではないという点を北朝鮮の人々が確信するようにしなければならない。北朝鮮の人々は、「小さいことが美しい」という点を知っている必要がある。私たちも同じだ。これは、韓国の伝統文化の核心である。

北朝鮮で目撃される質素とは、北朝鮮の経済発展能力を萎縮させた過去30年余りのお粗末な経済計画の結果でもある。しかし、質素は罪ではなく、美徳である。韓国人こそ、無分別な消費にふけることなく、意味のある人生を営む法について、北朝鮮の人々から学ぶべきである。

公共インフラ

公共インフラの建設契約に署名する前に、平壌がまずすべきことは、深い深呼吸ある。公共インフラと都市デザインに関する先進国のアプローチが、完全に災害であったと指摘する著名な学者たちの報告書があふれている。少数の人々のみがアクセスすることができる超高層ビルの高級バーで眼下に広がる夜景を見下ろしたり、スポーツカーを運転し、高速道路を疾走して快感を感じることができるかは分からないが、このような公共基盤施設が環境や社会へ与える影響は概ね良くない。

何よりも、環境と一般市民に与える影響を評価せずに行う大規模なインフラプロジェクトがあってはならない。

消費と浪費を煽って広い家と豪華な車を宣伝する広告は、北朝鮮の人々に必要ではない。豪華なアパート、あちこちに敷かれた高速道路、少数の外国人投資家が運営し、絶え間ない消費と浪費を煽るデパートやショッピングモールは、北朝鮮の人々には必要がない。

北朝鮮の人々に最初に伝える必要があるのは、誤った開発計画が長期的に自国にもたらす莫大な費用について自ら判断できる必要があるという点だ。中国をはじめとする外国において私が会った少数の特権層北朝鮮人は、現代の公共基盤施設に関する深刻な問題を把握できていない。彼らに会った起業家たちも、これらの問題点を、北朝鮮の人々に説明するように俸給を受け取るわけではない。北朝鮮の人々に真実を言ってくれる方法を見つける必要がある。

新しい公共インフラを必要とするという点では、北朝鮮の人々に大きな祝福である。北朝鮮の諸条件を満たしながらも、気候変動にも対応する、完璧な公共インフラシステムを創造する貴重な機会である。北朝鮮のすべての公共基盤施設は、最初から100%再生可能なように建設されるべきである。北朝鮮社会のためのこれらのモデルは、全世界ベンチマーキングの対象となり、韓国の実質的な変化に影響を与えるものである。

すべてのビルの壁は高いレベルで断熱され、悪天候に備えて2重もしくは3重窓を採用し、太陽光パネルで仕上げなければならない。可能な最高水準のエネルギー効率を達成するべきである。風力をはじめとする、すべての形態の再生可能エネルギーが最大に活用されるべきである。しかし、このような再生可能エネルギーの維持と運営が地元住民に委ねられ、雇用が地域に戻り、住民がコミュニティのデザインに参加しなければならない。

大規模なアパート団地を避けるべきであり、住宅や農業空間の結合が促進されるべきである。北朝鮮が都市社会へと変貌するべき理由はない。

地域に居住する人々の参加を保証し、当該地域の開発計画とプロジェクトについて自分達で決めることができるようしなければならない。周辺で通常見ることができる材料を用いて、自分の家を建てることを奨励し、この過程で近所の人に仕事を分けることができるようにしなければならない。北朝鮮の人々に輸入商品よりも必要なのは、環境や社会問題に関する専門知識と経験と教育である。

金融と資本

北朝鮮の人々が自ら各種の課題に対処できるよう教育することに最も高い優先順位を置かなければならないが、公共インフラや農業とエネルギー生産プロジェクトの資金を調達する方法も非常に重要である。未来世代に荷物を負わせてはいけない。資本調達の新たな戦略を考案することにおいて、北朝鮮は道徳を兼ね備えた専門家の助言を必要とする。まず、北朝鮮は、地域の農業協同組合や住民が所有するコミュニティ銀行を通じて、地方レベルでの資本を形成するためのプログラムを考案しなければならない。国内資本を形成しようとするこれらの努力が、北朝鮮の経済発展に非常に重要であり、自国の経済を自ら管理して、真の意味での経済自立を達成するのに役立つ。全世界規模の金融危機が迫っている可能性を考慮すれば、可能な限り自給自足状態を維持することが北朝鮮には重要である。

今後設立される北朝鮮の銀行はどのような姿であるべきか?東京やクウェートのような、投資家の利益を代弁する多国籍銀行の支店と同じであることはできない。協同組合でなければならず、利益を主要な目的としていない最高位層が規制する独占でなければならない。

外債を持ち込む必要も生じるだろう。外債導入は長期的なプロジェクトに集中しなければならず、相反する利害関係を持たない専門家が細心の注意を払って見なければならない。太陽光や風力発電の資金を調達して、化石燃料と決別するためには、北朝鮮は20年から40年に及ぶ長期外債が必要である。さらに、住民の生活の質の向上を目指し、長期負債を通じた投資に集中することで、北朝鮮は、より大きな金融の安定を確保することができる。資本が生産目標に緊密に連携され(株式や債券、あるいは先物など)投機経済が占めるスペースが全くないようにすべきである。北朝鮮経済は10年程度、株式などの投機経済から脱していなければならず、北朝鮮の天然資源が国際先物市場に露出してはならない。

労働

北朝鮮の人々は仕事が必要である。そして、その仕事は実質的かつ安定的であり、意味のあるものでなければならない。外国人が所有する不潔な工場に多数収容され、低賃金で輸出品を作るものであってはならない。このような製造業の従属は、北朝鮮の潜在力発現を恒久的に阻む。

地方のコミュニティに根を置く長期的な雇用を創出するように奨励する必要がある。これらの仕事は、景気が良くないとき、外国企業が撤退してもなくならない。地方の製造業が奨励されるべきで、これを誇りに思わなければならない。靴とさまざまな道具、(食べ物をはじめとする多様な商品を入れる)容器などを作る地方の製造業は、伝統的な社会では一般的ではあるが、このような製造業は、地域コミュニティを再活性化するのに極めて有益である。衣類や家具は、20年以上使用できるようにする必要がある。使い捨て商品や長持ちしない商品など、環境を破壊する商品を作製してはならない。

地方レベルで商品を修理することも経済を活性化するのに大きな助けになる。衣服や家具、靴などの商品が丈夫に製作され、複数回に渡って直して使用することができなければならない。地方レベルでのマイクロファイナンスが提供され、数ヶ月、あるいは数年に渡って分割払いができるという点を十分に理解しながら、一足の靴を購入することができようにしなければならない。

いつでも解雇できる市場の雇用ではなく、一体感を与えることができるコミュニティ作業場を創る必要がある。雇われた人たちには、労働者としての基本的な権利が与えられなければならない。

交通

自動車が多くなく、高速道路が少ないという点は、北朝鮮には祝福である。出勤やショッピングをするのに車を必要としないコミュニティを作る完璧な環境である。退屈な高速道路がないコミュニティを作ることができれば、全世界がこれを羨望するであろう。

与えられた地形と、すでに存在している村落から有機的に形成されるようコミュニティが構想されるべきで、異邦人が事前に作ってきた開発計画を強制してはならない。顧客の好みに合わせると言って農地や自然環境を破壊して、そこに新しい道路などを開発してはならない。

可能な限り家族のメンバーは、自宅で、あるいは居住地に近いところで働くことができなければならない。不動産投機は徹底的に制限されるべきであり、農地所有は、地域住民だけに許されるべきである。部外者は、特に企業の農地所有が許可されてはならない。

北朝鮮に高速道路を建設する必要はない。高速道路は建設して維持するために多くの費用がかかるが、発展途上国が高速道路の建設のために不必要な外債を負うことになる。互いに重複する公共交通機関が人や物資を移動させることができるように交通体系を細かく分けて、それに応じて自動車がそれほど必要としないようにする方法は多い。全世界が羨む、前例のない交通インフラを整備する機会が北朝鮮に与えられた。

高速道路システムを介して他の都市からの商品を取り寄せる無駄がなく、各コミュニティが自給自足することが非常に重要である。最初から電気自動車を活用しなければならない。北朝鮮では100%電気で作動する交通体系を作ることが相対的に容易であり、この原則を固守するなら、今後の発展の過程で大きなメリットを享受することができる。

米国や韓国では、教育が数十億ドル規模の事業となった。北朝鮮がそのような社会になる必要はない。教育は倫理的な問題と個人の自由な表現、学生の間でそしてさらに市民の間で議論されている、世界の科学的探求に焦点を合わせるべきである。社会が現在直面しているさまざまな課題を理解できるように支援する、大きなプロジェクトの一部として読書が奨励されるべきである。

小学校から行われる教育に関するアプローチの転換は十分に社会を変貌させることができる。多くの国の若者たちがビデオゲームや下品なビデオ、商業化された音楽やポルノを何も考えずに常習し、自分の年齢時に接するべき問題に参加できない受動的消費者に転落する状況を、北朝鮮は避けるべきである。

気候変動と農地管理に関する住民の教育が、北朝鮮の国際協力に非常に重要な部分になるだろう。必要もなく、身に余る商品を購入するように煽るより、農業を発展させるために、より多くの財源を投入しなければならない。

北朝鮮社会に活力を吹き込むためには、教育の質の向上は非常に重要な部分である。発展途上国に提示することができる新しいモデルであり、おそらく韓国にも輸出することができるモデルを確立することができる貴重な機会である。

教育は、健康な社会の中心に据えなければならない芸術と人文学にも繋がっている。市民社会の繁栄のために、芸術を通じた創造的で洗練された表現が奨励されるべきである。加工食品や使い捨ての化粧品の消費を通じて、市民社会を形成することはできないものだ。絵画や彫刻、音楽や歌、ダンス、詩と叙事は市民の生活の一部であるべきであり、これにより、人々は周りの世界を理解し、より良い世界を想像することができなければならない。

芸術とは分別のない消費を煽る手段ではない。芸術を通して、人々がさまざまな問題に目を開いて解決策を提示することができるように奨励することに焦点をおくべきである。地域コミュニティで一般市民が創造する芸術になることができれば、北朝鮮は自身の文化アイデンティティを確立することはもちろん、世界に貢献することができる。

農業

派手なホテルと豪華なレストラン、少人数の出入りだけが許可されている密室を作るよりは、協同組合が中心となる農村コミュニティを創造することが、長期的には北朝鮮にはるかに重要である。エリートのための自堕落なプロジェクトが短期的には、政策決定者に心地よさを抱かせるかもしれないが、これは最終的にはより大きな社会的疎外をもたらすだけである。北朝鮮の人々は、彼らが農民であるという事実を誇りに思えることができなければならない。農業とは世界経済の未来であり、最も名誉深くも重要なことだからだ。

北朝鮮の近代化が農耕社会を脱却する過程であると仮定する人々がいる。すべての労働者が工場で働いたり、サービス産業に従事する産業社会に変貌する過程であると仮定するものである。根拠のない仮定にすぎない。

近い将来、韓国は農産物の生産コストの上昇で大きな危機を迎えるだろう。全世界的に砂漠化が進行して農地を維持できていない結果である。石油と輸出入に依存する危険な経済を追求し、農業を犠牲にすることは、韓国の大きな間違いである。

北朝鮮は、モンサントやデュポンなどの多国籍農業企業に依存しない、地域コミュニティが運営する持続可能な有機農業を発達させる必要がある。北朝鮮は当初から、外国から輸入された種子と肥料と農薬への依存につながる悲劇的な決定をしてはならない。

 

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this: