Category Archives: 日本語

「日本は新しい経済規範に転換可能か」ハフィントンポスト

ハフィントンポスト

「日本は新しい経済規範に転換可能か」

2017年 9月 24日

エマニュエル・パストリッチ

 

 

十月十八日に開かれる中国共産党の全国代表大会まで一か月が残っているが、大会を契機にしてこれからの中国の発展の方針がきまるので中国人が緊張してきている。

それを背景にして最近北京市はすべてのタクシー(7万台 )をガソリン車から電気自動車に切り替えるために9兆人民元(約13億㌦)の補助金を準備した。

中国が近い将来、北京市内を走る全ての化石燃料タクシーを段階的に廃止しただけではなくて、中国全域に電気自動車を大々的に導入するという計画は中国の新エネルギー戦略の一角にすぎない。

その変化の影響が世界に与えるインパクトは中国市場の規模を想像すれば、非常に大きい。

中国の企業に 成長する機会をもたらすことになり、これからの世界市場をも考えたら、日本がそのような斬新な決断ができないことはあとで深く後悔するのではないか。

これはただ日本が新市場をつかむ機会を逃したことではないらしい。中国が 全国代表大会を契機にして環境を大事にする文化と習慣を普及させようという目論見もある。 Read more of this post

“韓中国交正常化25周年…無謀な軍国主義に直面した勇気と現実に対する要求” 亜洲経済

亜洲経済

“韓中国交正常化25周年…無謀な軍国主義に直面した勇気と現実に対する要求”

2017年 8月 21日

エマニュエル・パストリッチ

 

 

中国と韓国は1992年8月24日国交正常化以来、経済的、文化的、教育的交流の莫大な花を咲かせてきた。今日(こんにち)私の学生は、中国や韓国の新世代の若者たちが厳密に協力することを望んでおり、その多くが以前の世代らとは異なって、中国語を駆使したり韓国語を駆使している。

また、私が教えている韓国と中国の生徒らは、この地域で可能な限り多くの可能性を持っており、我々にものすごい潜在力を提供している。私は彼らの努力に絶えず感銘を受けており、私たち皆がより安全で明るい未来を創造できることを願う。 Read more of this post

共同ニュース NNA Asia 2017年 8月 14日 「お芝居可能性も」

NNA

共同ニュース NNA Asia 2017年 8月 14日 

「お芝居可能性も」

エマニュエル パストリッチ

 

ここ数日、韓国国内外のメデイアが「核戦争が起こる」「世界戦争だ’と危機感を煽っている。しかし、右派左派を問わず誰も一人として’朝鮮半島の緊張をたかめることで誰が利益を得ているか」とは問おうとしないのは理解に苦しむ。

米国と北朝鮮の首脳のやり取りはどこ芝居がかっている印象を与える。ロシアとの関係の疑惑「ロシアゲート」など深刻な政治危機に直面しているトランプ大統領にはしばらくは開戦間近’のような雰囲気を作りたい気持ちがきっとあるだろう。もしかしたら、議会や国民の目を逸らすために、金正恩委員長と裏引取指定図的に現在の状況を作り出したのかもしれない。米国が極秘に北朝鮮と交渉していないなどとどうして断定できるのか。

実際、北朝鮮は本当にグアム周辺に向けてミサイルを発射するような暴挙にでるとは思えない。先制攻撃の口実に当てるしまうからだ。

image2

「トランプは忘れて、京都を再び始めよう! 」ハフィントンポスト

ハフィントンポスト

「トランプは忘れて、京都を再び始めよう! 」

2017年 7月 31日

エマニュエル・パストリッチ

ドナルド・トランプ米国大統領がパリ協定の離脱を一方的に宣言し、アメリカ国内の環境保護に関する全ての規制を解除するなど、気候変動に対して無謀な対応をし始めると、全世界の市民たちには衝撃が走った。

トランプ政権の登場は、企業から支援を受けている気候変動拒否勢力と結合して急浮上し、危ないアメリカの反知性主義から最終的に生まれた産物である。また、これはアメリカがこれ以上、グローバル・リーダーシップを発揮することができないことを意味している。

アメリカの政治文化は、今や連邦政府が腐敗した実業家に掌握されてしまうほどに衰退してしまった。

アメリカの化石燃料業界や腐敗した議会はこの20年間、科学的原理を基盤に立脚した非常に重要な世界的レベルでの環境政策に関する話し合いを絶えず妨害しようと試みてきた。テロに焦点を合わせることで、人類の歴史上、類を見ないほどの最大規模の保安脅威である気候変動をずっと無視し続けてきたのである。

現在、アメリカ政府は、恥ずかしいことに化石燃料業界の手先になってしまい、パリ協定を無効化させ、拘束力をなくそうと各種のロビー活動を行っている。

日本の出番

アメリカ政府は、政策決定の過程においては専門家の存在を認めておらず、とりわけ現在の生態系の災難規模を意図的に過小評価するため、投資銀行や化石燃料業界の関係者など、企業の利害を反映した政策をバックアップしている。 Read more of this post

「日本本には技術よりも科学的思考が必要」 (ハフィントンポスト  2017年 6月 26日)

ハフィントンポスト

「日本本には技術よりも科学的思考が必要」

 2017年 6月 26日

エマニュエル・パストリッチ

 

日本人は様々な状況において、自国が成し遂げた最新の技術革新を誇ったりする。また、時には他の国が支配する技術をうらやましがったりもする。私はこの10年間、日本の研究機関と協業して、日本社会を監察してきた。その結果、日本における最も深刻な問題は技術不足ではなく、科学的思考の衰退だと確信が持てるようになった。

最新の自動車やロボットは日本人には何か奇跡的なものとして感じられるようである。このような感覚は技術的な成就に畏敬の念を吹き込むのだが、既存の思考に安住してしまい、批判的な分析能力を急速に低下させてしまう。スマートフォンが政府や経済にどのように作動するのか、その原理を理解しようと試みなければならない。

日本メディアの流すニュースに対しても、視聴者は面白くないものには興味を示さず、複雑なテーマも単純化して一行の文章に要約できると考えている。もちろん、短いプログラムを撮影して編集するのに使用する技術は最先端のものである。

卓越した広帯域サービスのおかげで、日本では最新のスマートフォンでプログラム(動画)を即時に視聴することができるようになった。脳の部位には思考を司る部位と感覚的な刺激に反応する部位とがあるが、前記したような状況において、エンジニアたちは前頭葉皮質を活用して、相当な思考の過程を経なければならない。しかし、メッセージが伝わる所は、感情的な反応を処理する、扁桃体に代表されるような原始的な機能を備えた脳の部位である。

日本の国民は教育、マスコミ、政策の決定が科学的方法で厳しく規制されることを強く要求しなければならない。それは日本社会の階級の下部に属する国民の利益の為に必要な規制だからである。 Read more of this post

「アメリカ人がみた韓日文化」 パストリッチ講義 大阪韓国文化院

第十回教育院
韓国文化研修会
駐大阪韓国文化院

水曜日 8月 2日 午前十時

「アメリカ人がみた韓日文化比較」
エマニュエル パストリッチ

 

(申し込み方法:申込書をosaka@k-culture.jp に送って下さい)

headerschedule

第10回 教職員 韓国文化研修会 チラシ(プログラム・募集要項・申込書)

 

 

 

アジアインスティチュートの付岩洞マグカップ開発 (アジア経済情報紙 THE DAILY NNA)

Daily NNA

dailly nna cup.JPG

“「若者の道」 フランシス・フクヤマ教授に聞く” ハフィントンポスト

ハフィントンポスト

“「若者の道」 フランシス・フクヤマ教授に聞く”

2017年 6月 13日

エマニュエル・パストリッチ

 

 

 

フランシス・フクヤマ教授はアメリカ生まれの日系3世で、現在はスタンフォード大学の民主主義・開発・法治主義センターに在職中である。

1989年、「歴史の終わり(The End of History)」という論文で、人類の歴史の進歩は自由民主主義と市場経済の最終勝利によって終着点に達したと主張して世界的に有名になった。主な著書は、「歴史の終わり」、「人間の終わり」、「政治の起源」等がある。

エマニュエル・パストリッチ:
最近の若者たちは身動きの取れない状態です。不利なシステムに閉じ込められ、脱出する手立てもなく、五里霧中にさ迷っています。若者たちはやればできるという期待感と現実との狭間で悩んでいます。

どうして社会がこうなってしまったのでしょうか。若者たちが重要だと思う優先順位と実際の政策との間に大きな格差が開いてしまった理由は何でしょうか。

■ 労働市場の変化、そして、若い世代の不安感の増大

フランシス・フクヤマ:
その質問についていくつかお答えします。

基本的に、若い世代はいつも体制に疎外感を感じてきました。若いために、直接政治に参加できる社会的地位や資格がありません。社会問題を身近に感じている若者でも、いざとなると意志決定過程には参加できません。歴史上、常にそうであったように、現在でもそう変わりはありません。

しかし、労働市場自体にも変化が生じました。変化が最も顕著な国はアメリカですが、アジアも例外ではありません。良質の職を見つけるのが難しくなり、企業が要求する条件は増えるばかりです。

基本的に、STEM (science:サイエンス、technology:テクノロジー、engineering & mathematics:エンジニアリング&マスマティック) 領域を専攻していなければ、志望さえできない仕事が多くなってきました。企業側が望む専攻がなければ、履歴書さえも検討してもらえない世の中になったのです。

社会がこのように変化したため、若者たちは非常に強い不安感を抱くようになりました。機会を逃さないように、一日中勉強だけに専念する若者もいます。

アジアの場合、このような現象がより深刻です。それに加えて、世界的に大きな政治変化や激動が押し寄せてきました。

アジアはまだヨーロッパやアメリカほど破壊的な政治変化は経ていません。政治的に重要な事柄には大衆の参加が制限されており、ほとんどの青年たちは積極的な政治参加を最優先にしてはいないからです。

しかし、最近、韓国の弾劾デモを見ると、変化が起こり始めているのを感じます。状況もとても早く変化しています。政治に関して普遍的真実があるとするなら、政治に関心がないように見えても、ある瞬間、インスピレーションを感じれば、いきなり熱烈的に参加するようになるということです。なので、表面だけを見て、若者は誰も政治に関心がないと断言することはできないのです。 Read more of this post

パストリッチの引用 「朝鮮半島、高まる緊張 」

アジア経済情報紙 NNA
(韓国版)
2017年4月13日

朝鮮半島、高まる緊張
日系企業、事業継続計画見直しも

「民間シンクタンクのザ・アジアインスティテュート所
長のパストリッチ慶熙大学副教授も「米国や韓国の軍
隊、日本の自衛隊でさえ官僚によってコントロールされ
ているだけでなく、技術の発展で自動化も進んでいるた
め、指導者の誤った判断一つで偶発的に全面戦争に拡大
しかねない状況だ」と警鐘を鳴らす。」

 

“朱子学の伝統は現代社会の危機を救える” (ハフィントン ポスト 2017年 3月 22日)

ハフィントン ポスト

“朱子学の伝統は現代社会の危機を救える”

2017年 3月 22日

エマニュエル パストリッチ

 

 

朱子学を強いて高校の教科書に出てくる言葉を借りれば、「江戸時代に近代化に反対した保守派の思想である」と定義することができる。

そして今になっては、博物館で展覧するような、我々の生活に何の役にも立たない骨董品のような取り扱いを受けている。が、それは本当にそうなのだろうか。

もちろん、男尊女卑といった、女性に対する差別や極端な親孝行思想など、問題点は多いが、現代の日本社会のような、深刻な道徳崩壊の問題に直面しており、気の狂った消費文化に溺れている病む社会では、未だに朱子学の伝統から見習う点が多々あるのではないだろうか。

それは目上の者の命令には無条件に従う、といったことなどからではなく、朱子学の最も魅力的な点である、行政、教養、道徳の融合から探し出せるかも知れない。

私たちは、まず、朱子学の遺産とは何なのか、そして、今の時代に偉大な知的伝統の価値を見出すためには、なぜ、学問的努力を傾注することが重要なのか、綿密に考える必要がある。

朱子学は南宋時代の学者、朱熹(1130~1200)によって明文化された哲学体系の総称であり、後の中国、日本では国家イデオロギーの礎を形成することになった。 Read more of this post